脳波計 (EEG)

脳波計 (EEG)

脳波計 (EEG: Electroencephalography) は、神経細胞から発せられる電気信号を計測することで、脳活動を記録する装置です。たくさんの小さなセンサーがついた帽子を被ることで、頭の外側からでも脳の電気信号を計測することができます。

脳波計は、脳活動がいつ、どこで起きたかを調べる技術です。脳内で神経細胞が活動すると電気信号が生じます。この電気信号は、頭皮の上から計測することができます。

調査の参加児はまず、頭皮のさまざまな部位で脳活動を捉えるために、128個の小さなセンサーがついたEEGネットを装着します。このEEGネットは、帽子のように頭に被るものです。脳活動をとらえやすくするために、ネットはあらかじめベビーシャンプーと塩化カリウムを少し混ぜたぬるま湯につけます。この溶液は、小さなお子さまにも安心してお使いいただけます。ネットの水分はタオルでふき取りますが、参加児の髪は少しだけ濡れる場合があります。脳波計ソフトウェアを使って信号を分析することで、研究者は脳活動がいつからいつまで生じ、それがどこで起こっているのかを知ることができます。