The Way We Learn

The Way We Learn

IRCN 赤ちゃんラボの特任研究員バーベア・モニカは、博士論文「The Way We Learn」において「Science and Humanities Interface」分野におけるPSL特別審査員賞を受賞しました。 PSL賞は、世界中の大学から様々な分野で博士号を取得した学生がエントリーし、審査員の選考により授与されるものです。

この論文でバーベア氏は、言語において知られていると考えられていることと、実際に言語の認知処理において必要であることとの潜在的なギャップを指摘しています。このギャップが言語の学習や教育、及び言語発達の科学的評価に与えるかもしれない影響について検討しています。

一連の実験で、知識化に必要なもの、学習から知識に変わる転換点、そして本当に知るべきはどのような知識なのか、これらの課題に向けて調査しました。

一例をあげると、子どもはほんの一握りの例を聞いただけで新しい文法規則を獲得し、そしてすぐにこの新しいルールを足場にして、言語のもう一つの側面、つまり「言葉の意味」を学ぶということを、バーベア氏は見出しました。

私たちはどのように言語を学ぶのか、このことをより深く理解するためには学習者の視点に立った言語学習過程の理解というものを再考する必要があり、そうすれば、言語を習得することがもう少し乗り越え易くなるのかもしれない。
バーベア氏はこのように締め括っています。